「食」に関する情報をあれこれ掲載していくブログです。
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信州は私にとって、とても癒される地域だ。
去年の夏にその信州へ旅行に行った。これはその時のレポートである。

我が家の近くにある名神高速道路・一宮インターから中央自動車道
経由で中津川インターへ、そしてそこから一般道である国道19号線
をひたすら走る事、約90分。
そこに木曽十一宿の一つ「奈良井宿」がある。

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江戸時代、江戸と京の都を結ぶ重要な街道であった中山道。
奈良井宿はその中でも難所と呼ばれた鳥居峠を控えた宿場町であり、
多くの旅人で賑わっていたようだ。

江戸時代の家並みが保存されている、この奈良井宿の中程にあるの
が、地粉100%使用の「そば処 相模屋」である。

こだわり抜いた絶品な蕎麦と言う訳ではない。しかし、どこか安心でき
る旨さなのである。挽きたてで、しかも手打ちをしているだけの旨さは
充分に感じる。宿場町の旨い蕎麦屋として文句無しに及第点だろう。
ちなみに私はこの日は「ざる蕎麦」を戴いた。

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風情ある家並みの奈良井宿を後にして、その日の宿「滝の湯」を目指す。
旅の宿「滝の湯」は千曲市の戸倉上山田温泉にある。
長野自動車道、更埴ICから20分ほどの場所だ。
少々分かりにくい所にある為、しばらく迷い、チェックインの予定時間
より遅れてしまったが何とか到着した。
情緒ある宿の建物に入ると、信州の古民具などが配置されている。
廊下やロビーは畳敷きになっているのだが、エレベーターの床までもが
畳敷きになっている所には驚いた。

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戸倉上山田温泉は千曲川のほとりにある、信州随一の温泉地である。
当然、温泉には真っ先に入りに行った。
その温泉情報に関しては、もう一つのブログ、「湯~雑多ブログ」の方
に近日掲載しようと思っているので、興味のある方は是非とも覗いて頂
きたい。

さて、夕食の時間。
白状してしまうと、正直あまり期待はしていなかった。
ところがそれは、良い意味で裏切られたのだ。
「創作田舎料理」と称してはいるが、「創作懐石料理」と名乗っても
良いのではないかと思うほど満足できる内容だった。
画像の方は残念ながら、食べる事に夢中になってしまい、前菜類のみ
である(不覚であった・・・)。

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地の食材を使った、一工夫も二工夫もされた他では味わった事のない
ような凝った料理の数々。
中でも、じゃがいものスープや、小鮎の天ぷらなどが絶品であった。
また、この宿の"おまけ"のようなサービスが心憎い。
夕食後にはロビーで「安曇野産りんごジュース」を、翌日の朝湯の後
には「山薬鍋」を戴けるのである。
特に、りんごジュースは是非飲んでみて頂きたい。もちろん100%
"りんご"のジュースであり、加糖はしていない訳だが、はちみつのよう
な甘さなのだ。宿の中のお土産売り場でも購入できる。

そして何より、朝食がオススメなのである。
すりおろした山芋の中に、信州自慢の漬物数種類に、納豆や温泉卵
などを混ぜ合わせて、熱い炊き立てのご飯の上にかけて戴くのだが、
これがシンプルながら絶妙な旨さなのである。
去年の7月末から、それまでのような朝食のスタイルをやめ、「お米」
を楽しんでほしい、日本の朝食のよさを感じてほしいという事で今の
ような朝食スタイルになったようだ。
自宅でもマネをして作ってみるのだが、その時の味を完全には再現でき
ない。とてもシンプルなのだが奥が深いのだ。
ともかく、何度もおかわりしてしまう程の大満足の朝食なのである。

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宿を出発する際、車が見えなくなるまで見送ってくださる女将さん。
とても気持ちの良い、純和風の老舗旅館であった。

この戸倉上山田温泉の近くにあるのが、信州の酒造り380年の伝統を
伝える資料館、「酒造コレクション」である。

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信州の地で約2000石の清酒を造ってきた坂井銘醸が運営している。
酒蔵と蔵の一部に俳人・加舎白雄(かやしらお)館、美人画で知られる
竹久夢二の絵画館、酒造資料室、北国街道歴史資料室の四資科室を
併設、これに母屋を加えて構成されている。
コレクションの出口でもある日本酒ショップ「萱の庵」では、この坂井
銘醸で造られている酒を無料で試飲できる。中でも"宝ヶ池"の原酒が
旨かった。飲兵衛には堪らないコーナーである事は確かだ。

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いつも思う事だが、信州には気持ちがホッとできる何かを感じる。
その何かとはおそらく、信州の豊かで美しい自然であり、素朴だが旨い
郷土料理とかであったりするのだろう。
今回もそんな事を再確認できた旅であった。
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